看護師としてApple Watchを使ってみたよ

思い起こせば、早くも半年以上が経過しました。

毎日私の左腕には、昼夜問わず常に存在しているApple Watch。
さすがに使い方にも慣れ、どんな時に使っているのかも自分なりに判明してきました。

と言うわけで、今回は「あれからApple Watchをどんなふうに使っているか?」を自分なりに検証してみるでやんす!(ど根性ガエルのひろしの舎弟の言い方で・・・ってわからんか)

目次

もはや普通の時計

いきなりですけど、当然ながら普通に時計なんですよね。やっぱり。

最初こそ「どや!Apple Watchやでぇ!」と意識し、周りも「わーすげー(羨ましい眼差し)」と時の人だったにもかかわらず、今は私も周りもすっかり「Apple Watchですね」と普通の認識になっています。

単に時間がそうさせたのかもしれませんが、ターニングポイントがあって「Apple Watchっぽいバンドをやめた」のが大きな理由だと思います。

あの「Apple Watchっぽいバンド」って目を引きますよね。
確かにかっこいいんですが、私は個人的に「Gショックこそ最高の時計だよな!」という偏った価値観をずっと持っているので、速攻で「せめてGショックっぽいバンド」に変更してしました。

すると、どーしたことでしょうか(大改造!ビフォーアフター風に)。
ほとんどの人が「Apple Watch」ということに気がつかなくなりました。

というか、言わなきゃバレないくらいの状況です。
個人的にはGショックぽいバンドでカスタムしてこそ「完成」です!

とはいえ、やっぱりあのバンドがあってこそのApple Watchなんですね。

やっぱり「Hey Siri」はすげぇ

ずっとなんですが、どうしてもiPhoneに対して「Hey Siri」は小っ恥ずかしいんですよね。

もはや「Alexa(アレクサ)」だろうが、なんだろうが、機械に話しかけるのは、どうしたって恥ずかしい。

ところが、やっぱりどーしたことでしょうか!(ここでも大改造!ビフォーアフター)

Apple Watchには話しかけれる自分がいる!
というか、あまり恥ずかしくない!

・・・なんでだろう?

いい感じで「未来」っぽい動作が、80年代90年代脳みそのおじさんとしては、この「未来感がある動作」混みで嬉しい!

ナイトライダー的な感じなんですよ(わかんないよねぇ)!

Apple Watchを口元に持ってきて小声で「Hey Siri 3分カウント」といえば、3分後にはブルブルと震えて教えてくれる!
たったこれだけのことですが、これが仕事に超使えます。

血液検査結果が出るまでに他のことをしたいなら「Hey Siri 10分カウント」
5分後に看護部に行くのを忘れないようにしたいなら「Hey Siri 5分カウント」
スタッフとの面談は30分以内にしたいと思えば「Hey Siri 30分カウント」

これだけで、カウント終了時にブルブル震えて教えてくれます。

「患者の点滴、もうちょいだなー」といった病室再訪問のキッカケにはちょうど良い機能だと思いますよ!

あと「Hey Siri スケジュールに明日14時から会議って書いて」と言うだけで認識してくれて、Apple Watch画面上に文字で表示されるので、それを「追加」とポチッちゃえば、カレンダー(標準アプリ愛用)に追加されるわけであります。

ズボラな私は何度もアナログ手帳をトライしましたが、めんどくてやめちゃうし、スマホの手帳アプリやGoogleカレンダーも色々トライしますが、いちいちやっぱりめんどくなって、どちらも長続きしない。
そんな私にはちょうどいいスケジュールメモリーの方法です。

多様するのは「シアターモード」だった

Hey SiriよりもApple Watchの中で最も多用しているのは「シアターモード」です。

なんだそれ?と言う方に説明すると

「Apple Watch画面を下から上にスワイプすると(お面が2枚あるアイコン)がでくるソレのこと」
ですね(写真のApple Watch画面上に見えます?)

シアターモードというくらいなので、映画館で邪魔にならないように画面が暗くなる、という機能です。
が。
時間を確認したいときは、軽く画面を触ると「ぱっ」と表記され、画面を掌で隠す(もしくは、単純に腕を下ろす)と画面が再び暗くなります。

何気にこれを一番重宝してますね。

仕事中にLINEだなんだかんだと「お知らせ」されるのは、非常に嬉しいような困ったような状況です。

特に大切な話し合いの時、会議の時に画面に自分のApple Watchに「LINE」などが表示されるのは、師長さんとしてダサいので避けたい。

自分が気がついてなくても、相手の目線で気がつくこともあります。

というか、私がそのタイプでして、すぐ相手のApple Watchのお知らせが目が入ってしまいます。

そんな時はすかさず「シアターモード」にしていれば安心です。

さらに、スケジュールをあらかじめ登録さえしていれば「ブルブル」と振動で教えてくれますので、無問題。
もっといえば、寝てる時もApple Watchを装着している私は(理由は前回ブログ参照)その際もシアターモードにしています。
寝てる時に時間は見えなくていいですからね。

電話があればブルブル震えるし、ちゃんとSPO2などのログも取ってくれているので機能バッチリです。
何より、夜間つけっぱなしでもでも電池の減りは大体10%未満なので、そのまま仕事、帰宅、入浴中の間だけ充電で100%になり、また装着して寝て・・・というルーティーンです。

そこはApple Watch 7だから成せるルーティーンかもしれませんね。

Apple Watchを懐中電灯として使う

これも便利ですね。

夜間病棟にいく時、行き慣れていない場所に行った時電気スイッチを探す時、それこそ病棟の夜勤中の部屋周りのちょっとした時に役に立つと思います。

自宅ではすべての電気を消して床に着くまでの間にほぼ毎日使います。

「シアターモード」と同じようにApple Watchの画面を下から上にスワイプし「懐中電灯」にしか見えないアイコンをタップすればOKです。

ライト機能としては3種類あって、横にスワイプして選択できます。

  • 白く点灯(一番使う。明るすぎない)
  • 白く点滅(ほぼ使わない)
  • 赤く点灯(最初ビビった。緊急時SOSには素晴らしいと思う)

色々高機能なんですけど、シンプルにこういう機能がありがたいんですね。

暇な時に「ヘルスケア」を見るのも楽しい

せっかくApple Watch 7を買ったんだからヘルスケア情報は知りたい!
なんせ看護師ですからね!

ということで、iPhoneで「ヘルスケア」アプリを何気なく見るのはとても面白いですよ。

え?寝ている時にSPO2が93%が下がってる!という事実にビビったり(ごく稀でしたが)、
へー、仕事で歩く平均が月6000歩以内という事実に「これは少ないのか?」と疑問を持ったり、
お、平均心拍数が60代で「案外普通やん」と安心したり、
結局、手洗いのカウントはめんどくせーから辞めたり、
心電図は「洞調律」で安心してみたり、
スタンド時間が月平均120分くらいで「ウッソーン、そんな短いの?」と思ったりと、
要するに自分の健康管理を(どこまで正確かは別として)気にするようになりますし、何よりも「医者(看護師)の無養生」だけは回避したい!という客観視ができます。

仕事が仕事だけに、自分をモニタリングしてくれるのは単純におもろいですよ。
その知識、自分に使わずしてどうするよ!的な。

だから早くLINE電話に対応してくれや!

で、前回も書きましたが、LINE電話に対応していないことだけが本当に残念。

LINE電話で着信があってもなーんも教えてくれません。
いや、LINE電話の着信通知機能がいるでしょー。
これだけいろんなことができるのに、なんでこの機能はないんですかねー。
ほんと、強いていうならこれくらいですよ、不満は。

看護師的の大前提として「腕時計はしてはいけない」というルールについて

そして、これですよね。

そもそも「腕時計してはいけない」という絶対的なルール。

理由は「感染的にダメ」「患者さんを傷つけるかも」などなど。
だけど、脈や呼吸数は測るし、何時にオペ出しだお迎えだ、急変時にはタイムキーパーとしても動きゃなきゃいけないし・・・

私は部下に「時計ダメよ」とは言いません。

ちゃんと見てますが、ちゃんとTPOを考えて装着してます。大人ですからね。そして仕事ですから。

ほんと、看護部って学校の延長でルール作ってますよね。
どうにかなんないのかね。
いろんな看護部独特のルール、そろそろ見直したらいいのに。

だけど、子供みたいにルールを無視するのは、もっとカッコ悪い。
なので、Apple Watchを使いたいけどルールがなぁ、という看護師さんは「懐中時計」にしちゃえばいいと思いますよ!

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