もっと!看護師としてApple Watchを使ってみた。

あの記事(看護師長がApple Watch 7を買って使ってみたらこうなった看護師としてApple Watchを使ってみたよ)を書いてからどれくらいの時間が経ったでしょう?

まだ珍しかったスマートウオッチも、割と見かけるようになりました。
臨床では腕時計なんかつけられない!
そんな時代的圧力も昔はありましたが、
悪く言えば「ユルイ時代」、
良く言えば「合理的な時代」になり、
そういう意味で仕事のスタイルは(色んな意味で)自由になりつつあると思います。

そんな今の現場を管理している私なりに、数年使い続けてるApple Watchについて改めて考えてみました。

目次

やっぱり腕時計はグレーゾーン・・・なのか?

前から何度も書いていますが「臨床的に腕時計が許される場合と許されない場合」があることは周知の事実です。
やはり、現場の看護師さんにとって腕時計は「患者さんを傷つけるもの」「感染源」になってしまう場合もありますから。

https://www.ra.opho.jp/wp-content/uploads/2021/05/seminar_2017_03.pdf

この17枚目のスライド内容が、腕時計がダメな理由です。

ですけど、この数年でスマートウォッチ(てか、ほぼApple Watch)をつけている看護師さんを多く見るようになりました。

「ダメだと思ってたけど、便利だからつけている」

「なんとなく、みんなもつけてて許されてる雰囲気だから」

という看護師さん多いんじゃないでしょうかね。

そもそも、時計ってこの仕事してりゃ間違いなく大切なアイテムですよ。
私達は常にスケジュールに追われてますからね。
何時に検査、何時に薬、何時までに記録・・・。

イマもムカシも看護師が時間に追われてるのは変わりないわけですが、
金科玉条のごとく「腕時計はしてはいけない!」に則っていたわけですよ。

じゃあ、改めて看護師が腕時計をしてはいけないダメな理由を検索してみますが、意外にもグーグルさんで検索しても文献や研究としてはパッと検索が出てこないんですよね。

よく研究している人がよく言うセリフなんですが
「逆に当たり前の研究って案外なかったりするんですよね・・・。」
ってやつなのかな??
(あれば教えてください!)

腕だからダメなんだ!
ということで、足首につけてる人や、上腕につけている人もいるようです。

んー、見にくいだろ?普通に。
なんか、無駄な抵抗というか・・・

だったら、普通に懐中時計式で良くない?って思いますけどね。

結局、タイマーしか使わない

あれから時間が過ぎて、私もすっかり仕事におけるApple Watch使い方も落ち着きました。

  • やっぱりHey Siriは使わない(やっぱり話しかけるのは抵抗がある)
  • シアターモードにいちいち設定しなくなった(めんどくさい、バッテリーが持つことがわかった)
  • Apple Watchのブルブルという振動をいろいろ紐づけていたけど、それに慣れて無視を覚えた。

だから、超シンプルな回答になりますけど・・・

ほぼ、タイマーしか使いません!!

これはもう超ウルトラスタンダードになりました。
患者さんとの約束の時間(何分後に訪問など)の設定やスタッフの面談時間、会議終了時間の設定・・・もう何でもかんでもタイマーが解決してくれます。

仕事中にApple Watch触るのはタイマー機能だけで十分!!
もはや、これだけでも仕事の質が上がると断言できますよ。

あとは、オマケ機能ですね、ズバリ。
あくまでも看護師として仕事中は、ですけどね。

仕事中にLINEを知る、電話の着信がわかる、天気がわかる、懐中電灯になる、マインドフルネスだー、立ち上がれー、健康意識を声かけてくれる・・・・

まぁ便利だけど、仕事中に必要かどうかは別。
強いていうなら、ヘルスケアの「歩数」は楽しいかも。
ぬお!?こんな歩いたのね、偉い、俺!
という自画自賛にぴったりな機能だったりします。

腕時計をつける上でのマナー

あくまでも臨床で装着するなら、シリコンバンドを激推します。
水で洗えて、丈夫で、消毒液がついても変色しない素材を選ぶべきです。

ある程度乱暴に使えるのもApple Watchの良さですし、Apple Watchだからこそバンドの種類も豊富です。
ブランドのバンドやおしゃれなバンドはプライベートで楽しむとして、臨床でつかうならシリコンバンド一択でしょう。

ほんでもって、臨機応変にApple Watchを付け外ししてますか?
てか、腕時計を適材適所に付け外ししてますか?

それはプロ意識として付け外ししましょうよ、ねぇ。

オムツ交換のとき、トランスファーのとき、清潔操作のとき、さっとハズす。
処置が終われば、さっと付け直す。

なにげに、そういう行為、みーんな観てるもんですよ。
スマートにそういうことができる。
さすがだな、って。
それがプロってやつです。

おまけ

先日、患者さんがスタッフとお話しをしていて、師長として同席していた際、私にはわからない内服薬のお話しが出ました。

そこですぐにスマホで調べていたら、その後でスタッフから

「師長さんはいつもスマホ持ち歩いてるんですか?」

と聞かれたので

ポーポー

「そやで?もってないの?」

と聞き返すと

「だってダメなんじゃないですか?」

と。

どうやら、スタッフはスマホは持たない、というより、持ってはいけないと思っているようでした。
しかし、腕にはApple Watchをしていました。

ポーポー

「え?じゃぁ、そのApple Watchはなんなの?」

と私が聞けば

「いや、Apple Watchくらいならいいかな、と」

んー。揺れる乙女心。

というか、それもまたリアルなんだろうな、と思い直し

ポーポー

「スマホ、持っておきなさい。もちろん、マナーを守って。さっきみたいに患者さんとお話しするときも役にたつじゃない。ただし、ポータブルトイレに落ちたから弁償して!とか言うならダメよ」

と伝えると

「そんなハッキリとスマホを許可される師長さんは初めてです」

と驚かれた。

そうなの?

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