さぁ、新年度が始まりますよ!
みんな、今までは病院に通院したことはあっても、職場としては考えたこともないでしょう!
ここに集いし「プロジェクトナース」のみんな!
心得ていただきたい!
職場として語る病院は、決して働きやすい環境ではない(断言)!
10社あれば10社とも違うのは当たり前。
だけど、その中でも特に変わってるのはきっと病院という会社(だと思う)!
一度で語り尽くせない会社組織、それが病院だ!
今回は病院を「職場」として斜めから見た、そんなお話!!
看護部、それは最大の組織
病院の中で、最大の組織。
それは「看護部」に他ならない。
単純に人数構成だけでも最大の人数を誇る組織だ。
病院規模が大きい=病床数が多い、ということは、すなわち看護師が多い、ということになる。
病棟を構成するにあたり、ベッド1床にあたり、看護師を何人配置しないといけない、という約束事があるので、勝手に増やしたり減らしたりできないのも大きな要因の一つだ。
しかも。看護部の8〜9割が女性。
その組織に君臨する看護部長はまさに女帝と呼んで差し障りないだろう。
院長でさえ、簡単に看護部の人事に口出しができない、そんな女帝組織が看護部だ(偏見だが私にはそう見える)。
今の世の中、女性の時代だ、男女の壁がどーだこーだと言われるが、私にはずっと女性社会の中で、女性組織の中で生きている。
女尊男卑とまでは言わないが、女性が多数なのだから女性がルールを決める側にいるのは当たり前だ!
と言いたいところだが、どうもそうとも言い切れないのも看護部七不思議の一つだ。
例えば、女性にしかないライフイベント(生理や妊娠・出産)に皆目理解を示さない女性リーダーはたくさんいる。
「病気じゃないんだから!」
「私は大丈夫だった!」
男の私から見ても「めんどくせーおっさんみたいなオバはん」が今までの組織を作ってたみたい。
だから、女性組織だからといって何も女性に特化した組織というわけでもない!
それが病院内での最大組織、看護部だ!!
病院とはフリーランスの集団
とはいえ、看護師以外にもいろんな資格者が集うのも病院の特徴だ。
- 医師
- 保健師
- 助産師
- 介護士
- 放射線技師
- 臨床検査技師
- 臨床工学技士
- 理学療法士
- 作業療法士
- 言語療法士
- 栄養士
- ケアマネジャー・・・
もっと、うじゃうじゃいる。
みんな病院を運営するために必要な資格者ばかり。
そんな資格者ばかりをどうやってまとめるのか?
院長がまとめる?
理事長がまとめる?
理想はそうでしょう、理想はね。
しかし、現実は?
現実はなぁ・・・・・・バラバラなんだよ!!!
はっきり言っちゃうと、まとまんないんだよ!!
「ここ辞めても次行くところあるもんね」のスタンスで働いてる資格者がどれだけ多いか!
だから、いわゆる愛社精神というものは育ちにくいんですよ。
みんな、強いんです、資格者という人種は。
この資格で食べていくんだ!という強い自我があるのは良いんですが、それゆえ自分の理想も大切にしている人も多い。
逆にいえば、理想があるからその資格を目指し取得したわけですからね。
違うと思えば、辞めちゃうんですよ。
都市部なんかは特に病院がアチコチにありますからね。
だから、病院に勤めたらわかりますよ。
部署内で、生き字引のごとく長期間勤務されている大ベテランが一定数と、コロコロと定着しない一定数、その2パターンに分かれてますから。
ただし、医療過疎地の病院だと、悪い意味で支配者が君臨してます。
辞めても次行く病院がないわけですからね。
それが女帝だったら最悪ですよ・・・。
事務職をなめたらいかんぜよ
さて、病院内で聞く言葉があります。
資格者と無資格者。
なんと失礼な言い方か!
しかし、そう言われる、そう自らを称する場面があります。
無資格者の代表が「事務職」です。
厳密にいえば、資格者はたくさんいる(医療事務・秘書・Office・英検など)のですが、この場合、それは資格に含みません!
なんたる暴言!偏見!最低!
しかし、これまた私が見てきたリアルです。
理由は簡単。
「診断や治療に直結した資格かどうか」
医事課業務や総務課、その他多くの事務職は「無資格者」というレッテルを貼られたり、自分で貼ったりします。
「自分で貼る」時もある、と言う最たる場面は
「いいですね〜。私は資格ないから辞められない〜。」
という時なんですよ、奥さん!!
自分たちを「無資格者」とあえて格下に見せるズルい論法で話してくる時があるんですよ!!
ただね、無資格者と自分を格下に見せることができる人たちは、とても強い。
我々のように、「辞める辞める詐欺」を簡単に口にしない。
ちなみに「無資格者というレッテルを貼られる」というのは、自分を何様か勘違いしてる資格者馬鹿野郎職員のことです。
そして、
それは看護師に多いこと!!
タメ口で事務職員に喋るんじゃないよ!!
勝手に資格に優劣付けてんじゃないよ!!
かと思えば、タメ口で若い看護師にタメ口で偉そうに事務員が指図してんじゃないよ!
そんな奴らは資格者でも無資格者でもなく、社会人失格者です。
みんな、君を見ている
とまぁ、斜めから見た病院という組織なんですが、到底これだけではないので今回はこの辺で。
読んでいる君はきっと「プロジェクトナース」。
最初に書いたように、看護部は最大の組織で、看護師はその大事な構成員。
たくさんいるからわからない、でない。
最大の組織だからこそ、一人ひとりを必ず職員が患者さんがあなたを注目している。
看護師はやっぱり病院という職場では花形の仕事なんだな。
人間が集まればそれだけの人生というドラマが集まる。病気を患う人が集えばドラマはさらに濃くなる。
- そんな中で看護師として君がどう働くのか。
- この組織でどう活躍するのか。
- この資格をどう活かすのか。
みんな、君を見てるよ。
がんばれ!!
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